2012年10月14日日曜日

臼杵小学校の移転計画は愚策か?

臼杵小学校は移転すべきではないという方がおられた。津波避難ビルとして建設すべき。5階建てくらいにすれば避難ビルとなりうるというもの。

確かに回りは高台や避難ビルが少なく、代表的な避難場所としての臼杵城まで距離がある。地域の避難ビルとして整備すれば避難しやすくなる人も多いと考えられる。地域の核施設としての役割もあり、移転すれば通学の距離が遠くなるという不便も生じる。

その際の課題としては、5階建てとするほど臼杵小学校の床面積が必要であるか?臼杵小学校は耐用年数を迎えるまで今しばらく期間を要すと思われ、すぐに建替えられるのかどうか?

そこら当たりの課題を整理したうえで考える必要があろう。

2 件のコメント:

  1. 3月11日の地震後、高波が来たのが約30分後、それが基本的なデータとなりうるのならば、地震発生後速やかに臼杵公園に避難すれば難を逃れるでしょう。
    しかし、速やかに行動に移す方がどれくらいいらっしゃるのか、老齢者、体の不自由な方は30分あっても介助なくしては厳しいでしょう。
    避難用にということであれば、校舎ではなくとも、それに特化した耐震性に優れた一時的に避難が可能な鉄骨造りの簡易的なものでも十分なのでは?
    また、そういう観点で考えるならば、海辺小・東中・北中・豊洋中も同じように議題に載せるべきではないのでは?と思います。

    市が臼杵小を廃校にし、福良小に統合するのは、また別な意図を考えてるのではないかと邪推します。
    市は、上浦小のような施設を、臼杵小を利用して作る計画を考えているのではないでしょうか?隠れた本心がそこにあるのならば、地域住民の安全云々は二の次ということになります。
    まさか、そこまでは考えたくもありませんが・・・。

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  2. 総務省が公表した「南海トラフの巨大地震に関する津波高、浸水域、被害想定」によれば地震発生後、臼杵に津波が到達するのは51分後と予想されています。ただし、想定された震源が臼杵に近ければ近いほど到達時間は早くなります。

    避難場所については、今のところ現存する高台やビルを活用する方針のようです。避難場所(施設)まで遠いなどの理由で、避難場所を新設するとなれば、どの程度の距離をカバーするか慎重に決めなければなりません。というのも避難ビルを建設するとなれば多額の費用が必要となるからです。

    国の補助があるとしても、他県では数分から十数分で到達するとされている地域がありますので、臼杵市が先んじて避難ビルを建設し補助を得るということは難しいです。学校の校舎の改築で避難ビルが確保されれば一石二鳥ではありますが、あくまで校舎ですので高いビルにする必然性が必要ですし、改築の時期は制度上決まっています。そういう意味で臼杵小学校が喫緊の課題というわけです。

    臼杵小学校跡地利用が先に考えられているのではとの指摘ですが、そのようなことはないと思います。当然、移転となれば跡地活用が必要です。売却すれば市の収入となりますが、失うもの(地域の拠点)は大変大きなものとなります。当然、跡地活用については十分検討がなされるべきものであり、現時点で意図を持って臨むことは無理がありますし、市役所の姿勢として真摯に市民のためを考えての発案と思いたいです。

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