2011年11月6日日曜日

市議会の向かうべき方向

マニフェスト大賞:「報告会」定着を評価 伊賀市議会が審査委員会特別賞受賞 /三重

毎日新聞 11月5日(土)10時59分配信
 4日発表された「第6回マニフェスト大賞」(ローカル・マニフェスト推進地方議員連盟など主催、毎日新聞社など共催)で、伊賀市議会(安本美栄子議長、28人)が「審査委員会特別賞」を受賞した。定例議会後に、市議と住民が地区単位で集会を開き、直接討論する「議会報告会」を導入、定着させていることが評価された。
議会報告会は07年7月、市議会では全国で初めて制定された「市議会基本条例」(同年2月)に基づき、始まった。市議5人前後で班を組んで市内38地区を分担。平日夜などに出向き、直前の議会での議決内容を報告、市政の課題について住民と質疑応答をする。開催が低調になった時期もあったが、10年度末までに計148回開き、住民延べ約3000人が出席した。今年からは、報告会で寄せられた意見を市担当者に伝えて議論し、回答する仕組みも整えた。
審査の講評では、「2時間の報告会のうち、1時間半を住民との意見交換に配分することで議員・住民双方がレベルアップし、定着も進みつつある。王道といえる取り組み」と評価された。
安本議長は、市議会基本条例の制定にも尽力。受賞に「私たちの活動が認められうれしい半面、さらなる充実に向けて責任を感じている。全議員の協力に感謝したい」としたうえで、「議員個人でなく、議会全体に政策実現への期待を寄せてもらうきっかけにしたい。中高年だけでなく、高校生など若い世代にも報告会に参加してもらい、市政への夢を語っていただきたい」と話した。【伝田賢史】
〔伊賀版〕

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