2011年6月15日水曜日

議員定数削減のこと

議員定数削減のことについていくつかのコメントをいただいた。
http://usuki.blogspot.com/2011/05/blog-post_5042.html

議員定数削減に関する、賛成理由・反対理由については、概ね次の理由が考えられる。
(削減賛成)
○意見がまとめやすく、従って、議事が簡潔に効率的に進められる。
○減少した議員数で議会運営がなされ、審議時間が短くなり効率的な運営ができる。
○選挙において多くの支持を必要とすることになり、広域的なものの考え方をするようになる。
○議員定数を削減すれば、経費節減になる。

(削減反対)
○住民を代表して審議決定するのだから、全住民を代表するにふさわしい数が必要である。
○少数では、行政との「馴れ合い」問題が起きやすくなる。
○議会の監視機能、住民意思の反映等の議会の権能が低下する。
○安易な減少は常任委員会活動を沈滞させ、議会審議を空洞化させる。
○議員定数を削減すれば、現職議員の強みが増し、若年層、女性の進出が難しくなる。

どちらの理由ももっともである。特に若年層や女性の進出が難しくなるという点にはうなづける。門戸を広げたまま、意欲のある方々の立候補を促し、必要な人材の登場を待って削減することも考えられる。しかし、それで立候補者がなく、またまた無投票などとなれば大変残念なことと言わざるを得ない。私としては必要な人材が議員となれる諸条件が整えられればよいのです。

さもありなんと思うある識者の意見。

1)議員定数を減らすことに住民が直ちに賛成するのは、議会を信頼していないからです。議会はあってもなくても同じだと考えているからです。
2)なすべきは議会の活力を高める改革です。議会への信頼の回復です。議員定数を減らしても議会への信頼は回復しません
3)議員数をへらしても、交代してもらいたいと多くの人が思っている「旧来型のどうしようもない議員は」当選して出てきます。定数減で消えるのはまちづくりに必要な議員です。
4)経費節減すぺきは不要不急の事業です。行政のスクラップです。…議会の改革の本当の問題は議員が交代することです。交代できる条件を整えることです。

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