2011年2月6日日曜日

久家の大蔵

久家の大蔵は、臼杵市が年間126万円で借り受けています。
イベントなどが開催される時以外は閉まっています。

蔵の中にはアズレージョタイルの大きな壁画があります。
また、トイレも整備されています。

来訪者にぜひ見ていただきたいし、周辺の活性化の観点からも常時中に入れるようにしていただきたいとお願いしました。
また、内部空間の活用策についても、現在行われている「大手門周辺」整備にあわせ検討していただくようお願いしました。

鍵を開け、常時入れるようにすることについては、前向きに検討するとの回答を得ました。
活用策については、今後の課題です。

-------コントソンデのHPより http://www.geocities.jp/cont_sonde/

この蔵は1868年(江戸時代末期)に棟上げされた古い蔵で、造り酒屋の『久家本店』がかつて貯蔵庫として使用していた酒蔵です。
取り壊す予定だった蔵を臼杵デザイン会議の有志の方たちが、南蛮資料館として存続させようと働きかけ、イベント会場として生まれ変わりました。

蔵の外壁や内部は、ポルトガル特有のアズレージョという装飾タイルによる壁画で飾られています。
この壁画は、アズレージョ美術の第一人者であるポルトガル人画家ロジェリオ・リベイロ氏により制作されたもので、日本・臼杵とポルトガルの交流史がテーマとなっており、時代をたどり一つの物語のような構成になっています。

日本国内でもこれほどの規模のアズレージョは珍しく、天使や聖職者などが描かれた壁画は、往時のキリシタン文化を彷佛とさせる絵柄ばかりです。
蔵の中の「生誕」「洗礼」「昇天」と題された大きな3枚のパネルも見ごたえのある作品となっています

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