2010年11月22日月曜日

収賄事件の調査委員長報告

市議会議員の全員協議会で「深田地区農業集落排水事業等調査委員長の報告」がありました。

11月4日判決が下された。
それを受け、11月16日に第2回委員会を開催し、今後の調査方針を協議した。
再発防止策を市役所に求めればよいのではないかとの大方の意見。

11月17日元課長本人から事情聴取。大変反省している様子であった。
「取り調べ段階ですべて話をした。本件以外では臼杵市に迷惑をかけていない。これ以上話をしたくない。」とのこと。
議会でこれ以上の話を本人に求めることは困難と判断される。

以上のような報告要旨でした。

私は、事件発覚当時に市長が話した「代金未払いの案件があり、本人が私費で支弁した」について重大な関心を寄せています。
議会での調査に限界があるとしても、どのような内容の案件であったのか市役所に十分調査させ、議会に報告させるべきであるとの意見を申し述べました。
議長から「第3回の調査委員会において、その件について市役所と話をしたい」との回答をいただきましたので、次回の調査委員会の報告を待ちたいと思います。

-------私見として

代金未払いで、本人が私費で支弁する場合として想定されるのは3パターンが考えられる。

1 初めから代金を支払うつもりがなく、勝手に業者に指示を出した場合。

このような場合があるとは思わないが、私費で支弁して当然のケース。

2 予算執行の手続きを踏まず、勝手に業者に指示を出し、後で予算執行の手続きを行おうとしたが、手続きを断念した場合。

後追いで予算執行の手続きを踏めるはずもなく、そのようなことができると考えた本人のミス、私費で支弁するしか無い。

しかし、後追いで執行手続きを踏めるような市役所の内部状況があったとすれば、話は違ってくる。
この案件以外は、後追いで予算執行の手続きを踏むことができたが、今回に限り、何らかの事情で手続きを断念せざるを得なかったケース。
この場合は、本人だけの責任ではなく、後で執行手続きを踏めると思わせる状況を作った側の責任もある。

初めからまったくの作り話であり、それを聞いた市長の報告となった可能性もゼロではない。。

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